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Image:Soviet propaganda.jpg|right|240px|thumb|ソ連のプロパガンダポスター
「人民と軍とはひとつだ!」

プロパガンダ(Propaganda)は特定の 思想・ 世論・ 意識・ 行動への誘導を目的とした 宣伝である。 心理戦の技術の一つであり、しばしば政治的な内容を持つ。 ラテン語のpropagare(繁殖させる)に由来する。

関連した語のアジテーション(Agitation)は、気持ちを煽り、ある行動に仕向ける事の意であり、ラテン語のagere(動かす)に由来する。

概要

古代から、 政治に宣伝は付き物であるが、現代のプロパガンダ手法は、 ロシア革命直後の ソ連(w:Peter KenezのThe Birth of the Propaganda State;Soviet Methods of Mass Mobilization 1985)で急速に発達し、ソ連は「世界初の宣伝国家」とも呼ばれる。また、 ナチス独裁下の ドイツでもプロパガンダは、大いに活用された。 冷戦期になると、 テレビから東西両陣営のプロパガンダが流れるようになった。

:※ドイツにおけるナチスの宣伝に関しては研究報告が既に出ている

具体的な方法

Image:AntiJapanesePropagandaTakeDayOff.gif|right|200px|thumb|日本人を[[カリカチュアライズした、アメリカ人の勤労意欲を刺激する為のプロパガンダポスター、第二次世界大戦中。訳:どうぞ休みを取って下さい!]]

 レッテル貼り - 攻撃対象となる人や集団、国、民族にネガティブなイメージを押し付ける。例: 修正主義者、 ブルジョア・反動、劣等民族、 独裁、 全体主義、 守旧派、 抵抗勢力、 過激派・夢想家、 NEET、 テロリスト、Traitor、 おたく、 野党、 偏向報道
華麗な言葉による普遍化 - 対象となる人物や集団に、多くの人が普遍的価値を認めているような価値と認知度を植え付ける。例: 革命・ 革新、 改革、 自由、平等、新体制、ユートピア、純潔(な民族)、 美しい国、 愛国、郷土
転移 - 多くの人が認めやすい 権威を味方につける事で、自らの考えを正当化する試み。例: 神、 国王、 天皇、選ばれし者、救世主、天の声、運命、英雄、常識・世間(日本の場合)など
証言利用 - “信憑性がある”とされる人に語らせる事で、自らの主張に説得性を高めようとする。例:関係者、当局、権威筋、○×大学教授
平凡化 - コミュニケーションの送り手が受け手と同じような立場にあると思わせ、親近感を持たせようとする。例:同志、公募
カードスタッキング - 自らの主張に都合のいい事柄を強調し、悪い事柄を隠蔽する。本来はトランプの「イカサマ」の意。 情報操作が典型的例。マスコミ統制。例: 大本営発表、国営放送、政党機関誌
 バンドワゴン - その事柄が世の中の権勢であるように宣伝する。人間は本能的に 集団から疎外される事を恐れる性質があり、自らの主張が世の中の権勢であると錯覚させる事で引きつける事が出来る。例:「~が今流行っている」「巷で話題の~」「知らないと乗り遅れる○○」「~と皆が言っている」

尚、J.A.C.Brownによれば、宣伝の第一段階は「注意を引く」ことである。具体的には、激しい情緒にとらわれた人間が 暗示を受けやすくなることを利用し、欲望を喚起した上、その欲望を満足させ得るものは自分だけであることを暗示する方法をとる(The techniques of persuasion 1963)。またL.Lowenthal,N.Gutermanは、煽動者は不快感にひきつけられるとしている(Prophets of deceit 1949)。

主な特徴

特徴としては、最大多数の支持を獲得するために事実の誇張・歪曲を含むあらゆる手段を行使し( 情報操作)、 ステレオタイプの多用、主張そのものよりもむしろ人格の強調など、 理性よりは 感情に訴えることが多く、それらの点で通常の政治的主張や 広告などとは区別される。他の特徴としては、 第二次世界大戦前では ロシア・アヴァンギャルドの影響を受けたと思われる力強い大胆な構図・強烈なインパクトの フォトコラージュや アールデコ調の 点描画がしきりに活用された。

戦後になってからはより巧妙に大衆の信頼を勝ち得られる様、極力加工していない写真を用いながらも構成に工夫をこらす事で、より一層、信憑性を高めさせ、他意の無い報道写真風を装うケースが主流になっている。現在では真実を伏せ、自国に都合の良い事実のみを集中的にニュースとして流布する手法も採られる。

Image:Stalincult.jpg|right|200px|thumb|[[ヨシフ・スターリンの巨大肖像画]]
どのような形態の国家にもプロパガンダは多かれ少なかれ存在するものだが、

  • 旧 ソ連、 中華人民共和国、 朝鮮民主主義人民共和国のような共産主義国家
  • ナチス時代の ドイツ、ファシスト党時代の イタリア、あるいはフランコ時代の スペイン、第二次世界大戦中の 大日本帝国などの 全体主義・軍国主義国家
  •  中米・ 南米・東南アジア、軍政時代の韓国などによく見られた軍部独裁・ 開発独裁国
  •  サウジアラビアなどの専制国家
  • 様々な民族・人種が入り混じる対立があり、そのグループの一方だけが政治権力とメディアを掌握している国(旧 ユーゴスラビア、 CIS諸国)
  •  アメリカや ロシアなどの大国

等によるプロパガンダは事実の誇張・歪曲を含むあらゆる手段を行使しやすく、情報の取捨選択の余地がない独裁国家では対応が困難である。

なお、 スイスの各家庭に配布されている事で有名な『 民間防衛』(スイス政府編 日本では原書房刊)には外国からのプロパガンダに抗する術( 心理戦防護)として“自国政府のみを信じよ”と記されている(但し、『民間防衛』自体、 冷戦という時代を想定したものであり、冷戦が終結した現在に於いては、あまり使われていない。)。

使用するメディア・媒体

 テレビ

  • 世界で初めてテレビ本放送を行ったのは、 ドイツである( ベルリン五輪大会中継。電波は首都 ベルリン市内にしか届かず)。
  •  統一協会や多くの 新宗教団体などが独自の 衛星テレビ(CS)チャンネルを設けており、自宅にCSチューナ一式を持っている信者・支持者が視聴出来る態勢を整えている。
  •  王制国の 国営放送では、定時ニュースのトップは国王の動静に関する事項であることが多い(絶対制の国に多いが、立憲制の国にも見られる)。
  • 閲兵式や兵器実験、また マスゲームや元首・指導者演説の様子をニュース映像に取り入れ、自国の軍事力、指導者の権威を、また対立国ではこれにより相手国政府の異常さと脅威を繰り返し強調。
  • ニュース番組や討論番組などで特定の団体や支持者を多く出演させ、他に選択肢が無いことを装う。
  • 特定の政党や勢力を持ち上げ、その組織に都合の良い番組構成にする。
  • 旧共産主義圏などにおける 反米・反資本主義宣伝。
    • 特にアメリカ合衆国の「貧富の差」を強調してアメリカの貧民街や低所得者の住宅などの映像を流す。しかし、視聴者は干してある下着など(配給不足が慢性化していた共産主義圏とは比較にならない)生活物資の豊富さに気づき、結果的にプロパガンダとしては逆効果となった。
  • 資本主義国における 反共宣伝。

 ラジオ

  •  1933年当時、ドイツ国内でのラジオ受信機の市場価格は大体250 マルク前後であった。宣伝大臣 ゲッベルスの後押しで発売された製品「国民ラジオ ([[:en:Volksempfänger|Volksempfänger]])」の価格は76 マルクと極めて安価であり、どれだけラジオ宣伝の重要性を認識していたかが伺われる。
  • 第二次世界大戦開戦後は、ベルリンからアイルランド人の ホーホー卿が対英宣伝放送を担当し、 枢軸サリーと呼ばれるアメリカ女性が対米宣伝放送で活躍した。戦後彼らは共に 反逆罪に問われた。
  • 日本では 1925年の発足後、太平洋戦争敗北に伴う改組まで、唯一の放送局だった東京放送局(現在の 日本放送協会)は政府の宣伝機関であった。
  • 大戦中、陸軍参謀本部は 東京ローズを使って太平洋戦域の アメリカ軍兵士に宣伝放送を行った。
  • ソ連では1940年代の第二次世界大戦の頃、国外への対外宣伝を行う機関としてドイツ語によるラジオ放送を始めた。その後、 東西冷戦時代には モスクワ放送として英語とロシア語による放送を行う。ソ連の各地に大出力で送信可能な設備を設置し、ラジオ番組を放送した。
  • 現在でもいくつかの国の組織や宗教団体などが、プロパガンダ目的のラジオ放送を行っている。プロパガンダ目的の放送の多くは、中継局を設置しなくても国境を越える広範囲で聴取可能な 短波放送である。これらの放送は、身元を隠したり偽ったりして行われることもあり、それらの放送は 地下放送とよばれる。
  •  国営放送・運営に国家が深く関与する放送 - 典型的な例である。
  • 近年は頻度が減ったが、 軍事境界線 (朝鮮半島)を挟んで、複数 スタックさせた高出力の 拡声器を使った宣伝放送が、南側と北側、相互に行なわれていた(拡声器放送)。

 映画

Image:Pamela Anderson USS Halsey2.jpg|right|200px|thumb|[[アラビア海に展開する アメリカ海軍の舟艇を慰問するアメリカの ポルノ 女優、 パメラ・アンダーソン]]

  • ソ連の指導者 レーニンの「すべての芸術の中で、もっとも重要なものは映画である」との考えから世界初の国立映画学校がつくられ、 共産主義運動の宣伝技法として モンタージュ理論が発明された。 エイゼンシュテインの映画がその代表である。この手法は当時としては非常に新しく、 1920年代に制作されたソ連映画はソ連の指導層だけでなく、 ゲッベルスやアメリカの著名な映画監督を絶賛させている。また、この頃のソ連では、宣伝映画を地方上映できるよう、移動可能な映写設備として映画列車や船や航空機が製造され活用された。例: マクシム・ゴーリキー号(旧ソ連)など
  • ナチスは絵画、音楽など古いメディアより新しいメディアである映画を重視した。
  •  朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の初期時代、激しい内部抗争が繰り広げられ、当初、映画制作機関を掌握していたのは甲山派(金日成が領袖を務める国外パルチザン出身者派閥「満州派」の強力ライバル派閥)であった。甲山派の領袖「朴金喆」を英雄視した映画を幾つか製作していたが、同派が粛清されたのを機に(元々、個人的に映画好きで、映画メディアが持つ威力に注目していた金正日の恫喝・懐柔工作も奏し)、以後多数の金日成・金正日賞賛・宣伝映画が製作・国内上映される。
  • アメリカ・ ハリウッドの娯楽映画についても、プロパガンダではないかとする意見がある。例えば、第二次世界大戦初期の『 カサブランカ』、終結直後の『 サウンド・オブ・ミュージック』、近年の『 パールハーバー』や、『 ブラックホーク・ダウン』、September 11 2001 attacksを基にした数々の作品などは国策映画であると考えている人も多い。
  • 日本でも戦時中、中国語に堪能な日本国籍の女優を利用し、中国人女優であるかのように偽る( 李香蘭)など、 満州映画協会により日満友好宣伝映画が数多く製作され上映された。主役は知的な日本人男性、ヒロインは美しくて優しいが無学な 満州女性、その二人が民族の壁を越え結ばれるといった様に、『 五族協和』『泰平楽土』を謳う日本主導の極東アジアブロック構想、所謂、 大東亜共栄圏を示し、更に当時の民族的立場の優位さを男女の仲で暗喩すると言う意図もうかがえる(日本とドイツの共同制作映画「 新しき土」では、同盟関係にあるドイツから来日している女性と(婚約者が別に居る)日本人男性主役の恋愛を描いた)。
  • 俳優や女優を戦地に慰問させることにより、有名人も戦争に賛同しているということをアピールする。

 新聞・ 書籍

巧みなレッテル貼り、徹底した罵倒などで、競合他紙・敵対団体(政党・宗教法人・各種政治団体・企業法人)・敵対国家に対する印象をじわじわ悪化させる。自国の政策に反する内容の本に対する発禁処分や 焚書行動。

  • 国内・外国を問わず各種 政党 機関紙、国営新聞
  •  グラフ誌;1920年代に実用的な小型 カメラが開発されたことから 報道写真が急速に発展。それに伴い、多くの撮影、編集技法や利用法が生み出される。多くの民間写真雑誌が創刊されたが、国家や軍などもその宣伝効果に着目し、機関誌や国策会社からの出版という形で世界中で創刊された。これら国策で出版された雑誌は、採算を度外視して、資材や人員を投入したため、非常に完成度が高いものが多い。しかし、第二次世界大戦後、 テレビの普及により、徐々に衰退する。
    • ドイツ
      • 『 Signal』
    • 日本
      • 『 NIPPON』
      • 『 FRONT』
      • 『 写真週報』
    • ソビエト連邦
      • 『 CCCP НА СТРОЙКЕ(ソビエト連邦の建設)』
      • 『 今日のソ連邦』

 切手

公共性が強く小さいため多くの情報を載せることは出来ないが、極めて広く流通する印刷物であることから、他の印刷物と同様にプロパガンダの手段とされることがある。例:指導者の絵などを載せる

集会・イベント

  • 会場の設計や装飾などの華麗さ・壮麗さ。
  • 支持者を大量に動員し、如何にも多くの支持を集めているかを メディアで演出する。
  • 式典における 演説や部隊の行進、 マスゲームなどの一糸乱れぬ団結力の誇示。
  • 国策に基づいて行われる 記念日制定や 運動週間(旬間・月間)など宣伝活動の実施。
  • 国際的なスポーツ大会での国威発揚。

 ポスター・ 看板

  • 街頭をすべてポスターや看板の同じ色、同じ図柄で埋め尽くし印象を与える。

芸術品など

  • ナチス独裁下のドイツでは、奨励したい作風の引き立て役として、それまで排斥していた抽象画やモダンアート、アバンギャルド芸術を集めて「 退廃芸術」と称し、故意に粗末な展示館で美術展を開催(至近距離にて、あてつけで国家が推奨する作風の美術展を開催)する等、手の込んだ試みがされたが、かえって逆に「退廃芸術」の人気・注目を高めてしまったという笑い話が逸話として残っている。

戦争画など、政治に関わった芸術家

  • ソ連(美術家): カジミール・マレーヴィチ、 ウラジーミル・タトリン、 アレクサンダー・ロドチェンコ、 エル・リシツキー、 パーヴェル・フィローノフ、 グスタフ・クルーツィス
  • ソ連(映画監督): セルゲイ・エイゼンシュテイン
  • ソ連(音楽家): デミィトリ・ショスタコヴィッチ
  • フランス(画家): パブロ・ピカソ
    •  フランス共産党員。「自分が共産主義者で自分の絵は共産主義者の絵」と語っている。
  • フランス(建築家): ル・コルビュジエ
    •  ソビエト・パレス計画案の提出者の一人。ソ連の共産主義者と懇意にあったことを自認している。
  • ドイツ-アメリカ(建築家): ヴァルター・グロピウス
    • ソビエト・パレス計画案の提出者の一人。共産主義者の ハンネス・マイヤーを後継者にした。
  • ブラジル-フランス(建築家): オスカー・ニーマイヤー
    • 1990年まで共産党員。 フランス共産党本部を設計した。
  • イタリア(映画監督): ルキノ・ヴィスコンティ
    •  イタリア共産党員の頃に「揺れる大地」を制作。
  • 日本(漫画家): 手塚治虫
    •  日本共産党の支持者。 毛沢東を美化し過ぎとされる「一輝まんだら」、「アドルフに告ぐ」での共産主義者の描き方はプロパガンダと批判されている。
  • 日本(画家): 藤田嗣治
  • 日本(画家): 小松崎茂
    • 挿絵(未来の日本軍兵器・同じく未来のドイツ軍兵器などを創作・イメージ化)を担当した日本軍宣伝雑誌『 機械化』は、当時、同盟関係にあったドイツでも評判になり、独訳されていないにも関わらず、ドイツにも輸入販売されたほど人気を博していた。
  • 日本(写真家): 名取洋之助
  • 日本(漫画家): 田河水泡
    •  のらくろ作者。但し、戦時中の内に、作中にて、のらくろを軍より退役させている。
  • 日本(漫画家、アニメ作家): 横山隆一
    • 『 フクちゃんの潜水艦』というアニメを自ら演出として参加。フクちゃんのキャラクターは、米軍の宣伝ビラ「落下傘ニュース」で使用されたりもした。
  • 日本(アニメ作家): 瀬尾光世
    • 軍より援助を受け、アニメ映画『 桃太郎の海鷲』、『 桃太郎 海の神兵』などの演出を手掛けた。戦意高揚であるが、随所に平和への願いが込められている。しかし、それは 桃太郎(日本人)が 動物(アジア人)を従え、 鬼(白人)を追い出すという日本人中心の 人種差別と 大東亜共栄圏構想に基づくものである。
  • 日本(子供向けSF小説家): 海野十三
  • ドイツ(画家): アドルフ・ツィーグラー、 イヴォー・ザリガー、 マルティン・アールバハ、 パウル・マーティアス・パードゥア、 ルドルフ・リプス、 ゼップ・ヒルツ
  • ドイツ(彫刻家): ヨーゼフ・トーラク、 ゲオルグ・コルベ、 アルノ・ブレーカー
  • ドイツ(映画監督): レニ・リーフェンシュタール
  • ドイツ(音楽家): ヘルベルト・フォン・カラヤン
    • 国家社会主義ドイツ労働者党にも入党している。
  • ドイツ(写真家): アンドレ・ズッカ
    • ナチス宣伝誌『 シグナル』専属カメラマン。イタリア人(実はユダヤ系だった)。ドイツ占領下の パリで、パリ市民が普段通りの生活を送っている(様に見せる)風景写真を当時まだ珍しかったカラー・フィルムをふんだんに使い撮影。
  • アメリカ(アニメ作家): ウォルト・ディズニー
  • アメリカ(アニメ作家): フライシャー兄弟
    • 短編アニメ映画「 ポパイ」で、日本軍などと戦う描写がなされた時期がある。
  • アメリカ(写真家): マーガレット・バーク・ホワイト
  • アメリカ(俳優・歌手): マレーネ・ディートリッヒ
    • ドイツよりアメリカに移住。大戦当時、敵味方を問わずに大ブレークしたドイツ女性歌手 ラーレ・アンデルセンの歌謡曲 リリー・マルレーンをカバーし、ヨーロッパ戦線のアメリカ軍兵士を慰問した。

Image:Pyongyang JucheTower.jpg|right|200px|thumb|北朝鮮の[[首都・ ピョンヤンの 主体思想塔]]
Image:Washmonument1 cropped.jpg|right|200px|thumb|アメリカ・首都[[ワシントンD.C.の ワシントン記念塔]]

巨大建造物( 凱旋門・銅像・顕彰碑)

巨大建造物の建設は 古代から為政者にとり、自己の権力を誇示し、己の 世界観を視覚的に宣伝する手段として用いられてきた。現代でもそれは変わらず、為政者の権力を誇示し、イデオロギーを視覚的に宣伝する手段として、特に権威主義的中央集権国家でこれらの構造物が多くみられる。また、逆にその為政者が打倒されたときにその象徴としてそれら建造物、銅像等が破壊されることも見られる。

  • 特徴
    • 首都の都市計画・デザインについて、指導者を讃える壮麗な舞台装置を目指す。(パレード用の大通りや広場など)
    • 統一した建築様式や記念碑の巨大さで、民族性や政治性の誇示・偉大な文明の後継者であることの誇示・巨大建築を作らせる技術力や動員力の誇示を行う。
    • 独裁者自身のお気に入りの作風に適ったお抱えとも呼ぶべき建築家に、主要建造物の設計を任せるケースは、過去より多くみられる。例えばスターリン(旧ソ連)の場合 ボリス・イオファン、ヒトラー(旧ナチスドイツ)の場合 アルベルト・シュペーアがそれにあたる。この両者は 1937年のパリ 万博で、双方の国家出展パピリオン建物のデザインを担当し、しかもその建物が道路一本だけ隔てて向かい合うというエピソードを持つ。
  • 主要例
    • 旧ソ連: スターリン建築や レーニン廟、指導者の銅像、 ソビエト宮殿計画
    • 中華人民共和国: 天安門の 毛沢東の肖像画
    • 北朝鮮: 主体建築、 金日成銅像(万寿台など北朝鮮全国に多数存在)
    • アメリカ: ワシントン記念塔、 自由の女神像、 第二次世界大戦記念碑、海兵隊記念碑( 硫黄島の星条旗)、ロシュモア山の4大統領胸像
    • 大日本帝国: 八紘一宇の塔、 大東亜聖戦大碑、 帝冠様式建築群
    • ドイツ: 勝利の塔、ニュルンベルグナチス党大会会場、世界首都 ゲルマニア計画([[:de:Welthauptstadt Germania]])
    • フランス: エトワール凱旋門
    • インド: クトゥブ・ミナール
    • イラク: サッダーム・フセイン元 大統領の銅像

 インターネット

  • 立場を偽った(何らかの 公式サイトを偽装する、全くの第三者を装う)サイトを作って情報を発信し、誤認させる。
  •  ネット掲示板などで匿名性を利用して自作自演などを行い、多数派意見を装う。
  •  オンライン上のあちらこちらに政敵を貶める為の 怪文書( デマ)をばら撒く。
  • サイトや団体(グループ)を多数立ち上げて自分たちをあたかも多数であるかのように見せかける。
  • 検索サーチエンジンに登録させなかったり検閲をおこない、利用者に情報開示を行わないなど。例: 中国のネット検閲、 タイ王国の ユーチューブ接続遮断

 ファッション・ 言葉使い

  • 同じ柄の ネクタイを常に身につけることでイメージを定着させる。
  • 明るい色の スーツでポジティブなイメージを与える。
  • 短く解かり易い言葉でメッセージを伝える(=ワンフレーズ・ポリティクス)。

 ジェンダー

  • 男らしさ・女らしさをステレオタイプ化し強調する。例:日本における戦前の軍国主義・封建的家族制度

プロパガンダ研究・解説・紹介資料(書籍・ドキュメンタリー映像作品)

書籍

  • 漫画「 栄光なき天才たち」16巻「 名取洋之助」

映像作品

  • ドキュメンタリー「撃墜 大韓航空機事件~情報戦争の9日間~」( 1990年  NHK製作)
  • ドキュメンタリー「メディアと権力」 ( 1992年  BBC製作)本作品紹介HP
    : 三部構成(「大衆操作の天才・ゲッベルス」「テレビがアメリカ政界を変える」「タレント政治家の功罪」)
  • ドキュメンタリー「アメリカ情報部隊」 (NHK製作)
    : 二部構成(「作られた謎・下山事件」「占領下の米ソ諜報戦」)
  • ドキュメンタリー「狂気の生贄」第二部「悲劇の美人監督 レニ・リーフェンシュタール」
  • ドキュメンタリー映画「 アトミック・カフェ」

関連項目

  • The Truth about Nanjing (日本の戦後初のホワイトプロパガンダを目的とした映画)
  • 南京大虐殺 (2007年に南京大虐殺に関わる映画が12本世界で公開される予定で、人類史上最大級のプロパガンダと言われている)
  • ザ・バトル・オブ・チャイナ (被害者が日本の民間人80万人以上となるアメリカによる空襲のきっかけをつくった、反日プロパガンダに成功した映画と言われている)
  •  ネガティブ・キャンペーン
  •  情報操作
    •  大本営発表
    •  記者クラブ
    •  偏向報道
  • 宣伝放送
    •  ボイス・オブ・アメリカ、 ラジオ・フリー・アジア、 ラジオ・フリー・ヨーロッパ
    •  東京ローズ
    •  対北放送
    •  対南放送
      •  救国の声放送
  •  偽書
  •  詭弁
  •  社会主義リアリズム
  •  マスメディアの戦争責任

外部リンク

  • 旧ソ連ポスター1
  • 旧ソ連ポスター2
  • プロレタリア的ファイン&ポップアート ※リンク集
  • 革命美術館
  • 反革命美術館
  • 『ナチ宣伝』という神話
  • ナチス美術館
  • ナチス音楽歌詞集
  • ナチズムと芸術
  • 第二次世界大戦時(アメリカ)のポスター
  • イラクのプロパガンダ切手
  • プロパガンダ写真研究所(南京大虐殺の写真はプロパガンダだと主張するサイト)
  • (共同編集)南京の真実・まとめサイト(多数の南京大虐殺のプロパガンダといわれる映画に対抗する映画のまとめサイト)

この項目: は、ウィキペディアでは、調べものの参考にはなる可能性がありますが、まだ書きかけの項目です。加筆、訂正などをして下さる協力者を求めているようです。

カテゴリ: マスメディア プロモーションとマーケティングコミュニケーション マスメディアの歴史 南京大虐殺

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